東京駅発、路線バスで行けるところまで行ってやれっ!
 東京→三島、路線バスの旅

 平成17年4月30日、サンライズで東京到着後、気がつくとこんなことをやっていました。
 いやはや、いかにも私らしいと言いますか。

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◆2005/04/30


 平成17年4月30日(土)、サンライズで東京に到着後、本当は何もしない予定でした。でも八重洲南口でJRの高速バス、丸の内側では、これから出発しようとしているはとバスを見ていたら、もういても立ってもいられません。とにかく路線バスで東海道を下ろうと、その場で決定、まぁ、後はなるようになれと行き当たりばったりの出たとこ勝負ですか。

 ルートはずっと前に考えていたのですが、いかんせんGWで渋滞がありますし、どこまで行けるか全くわからないので、とりあえず日が暮れた時点でゴールと言うことにしましょう。



◆No.1 東京駅丸の内南口→大鳥神社前 東98系統、東急バス

 東京→川崎はいくつかルートが考えられますが、先のこともありますので一番シンプルなルートにします。本当は国道1号、または東海道に沿って行きたいのですが、ここで細かく拘ってしまうと出発直後にいきなりルートが挫折してしまいそうなので、栄えあるトップランナーは東98系統になりました。都営との共管路線ですが、やって来たのは東急バスです。

 東急は目黒駅から先、運賃が変わりますので、行き先を告げて乗り込みます。

 
 発車10分前、日野ブルーリボンの車内、この時点では乗客は二人です。

 出発直前でもう一人が乗車し、結局三人で発車します。駅を出てからしばらくは日比谷通りを走り、内幸町を右折、経済産業省前を通り、東京タワーへと行きます。その後も慶應義塾大前を通るなど、見ていてなかなか楽しい路線です。

 約25分ほどで大鳥神社前に到着。ここにはバス停が二つあり、次乗るバスはもう一つのバス停から出るようです。


◆No.2 大鳥神社前→五反田駅 渋72系統、東急バス

 この路線、結構頻繁に走っているらしく、2〜3分待つだけで来ました。バスは日野レインボーHRの9m車です。元競馬場前の先で細い路地に入っていくため中型車が使われています。特に目黒不動尊の境内(境内までバスが入っていきます!)では、バス同士のすれ違いは絶対に不可能な狭さなので、中型車とはいえ迫力あります。

 そうそう、毎月28日は縁日があるためバスは目黒不動尊の両脇で折り返し運転になり、この区間、乗客は徒歩連絡になります。今度は是非28日に乗ってみましょうか。

 住宅街を抜け、国道1号に入ると五反田駅まですぐです。


◆No.3 五反田駅→川崎駅 反01系統、東急バス

 本日三度目の東急バスです。や、これで最後ですが。(笑

 ご想像通り、東京と神奈川の都県境、多摩川を渡るバスはそれほど多くありません。その中で一番本数が多く一番ポピュラーなのが国道1号、多摩川大橋を行くこの路線でしょう。多い時には1時間で10本近くバスがあるので、時刻表に頼らずとも乗ることが出来ます。この時も、既に次の便が後ろに止まっていましたし。

 尚、他には大師橋、六郷橋、二子橋を渡る路線がありますが、乗り継ぎで使えそうなのは、六郷橋を行く京急の空51系統ぐらいでしょうか。特に大師橋を渡る路線は平日朝夕に1本だけですので。

 さて、バスは淡々と国道1号を行きます。途中の荏原営業所前で運転手さんが交替。高速バスならともかく、ふつうの路線バスが途中で運転手さんを交替するのは、昔はよく見られましたが、最近ではめっきり少なくなりました。

 そして多摩川を渡り、御幸小学校前で国道1号を別れ、JR線の下を潜って川崎駅前に到着です。


◆No.4 川崎駅西口→横浜駅 7系統、横浜市交通局

 先ほど到着したのが川崎駅メイン側の東口、そして今度のバスは西口発、というわけで、階段を下って地下道に行き、今度は階段を昇っていったん地上に出て、もう一度階段昇って駅を抜け、で、階段降りてバス乗り場まで、さぁ、歩け歩け〜。途中、バスを乗り継いで西口に到着するという手もありますが、それをやろうとした先人達がいずれもハマッていることを考えますと、ここは素直に歩いた方が良さそうです。(笑

 時刻を見ると、まだ20分ほど時間があるようなので、目の前のマックで朝マックしましょ。

 適当に食べ終えてバス停に向かうと、ちょうどバスが入ってきたのですぐに乗り込みます。発車待ちの間にお爺さんが「○○に行きたいんだけど、どうしたらいいか?」と運転手さんに聞いていましたが、ちょっとお爺さん、川崎市内のことを横浜市営の運転手さんに聞くのは間違ってると思います。実際、運転手さんも「ちょっと分からないから、悪いけどあっちのバスで聞いてください」と臨港バス(川崎市バスだったかな)を指さしていましたし。

 川崎駅出発後、少しで国道1号に復活、そのまま1号線を走っていきます。途中の乗り降り、特に乗る方が激しく、かなり混雑した状況で進みます。青木橋でJRと京急線を跨いで横浜駅東口、そごう下のバスターミナルに到着、結局、川崎からここまで40分以上かかってしまいました。それでも、私以外にも全線乗り通すお客がいるという、不思議な路線です。


◆No.5 横浜駅→戸塚駅 横43系統、神奈川中央交通

 戸塚までのルート、国道1号に拘るなら横浜市営77系統で保土ヶ谷に出て、東戸塚行きの神奈中に乗り継ぎ国道平戸で乗り換えるか、西口の第2バスターミナルから東戸塚行きの神奈中、横17系統に乗り、やはり国道平戸で乗り換えるかなのですが、ハッキリ言って、東口バスターミナルから第2バスターミナルまで歩きたくありません、というわけで、さっさとこれに乗ってしまいます。これなら乗り換えは無しですしね。

 
 発車待ちの神奈中、横43系統。今回、初の三菱エアロスターです。

 車体表記に「お153」とあるように舞岡営業所、横浜神奈交依託車ですが、ボディには「神奈川中央交通」とありますので、神奈交ではなく神奈中として書いていきます。

 おっと、何やらおじさんが運転手さんに「バスの時間が変」とか言ってるようです。何となくそのまま聞いていると「お客さん、今日は土曜日で土曜日ダイヤですよ」の声、

 …………
 ……………………あ、あぶねー、私もずっと休日の時刻を見ていましたよー。(笑

 さてこのバスは1号を通らず桜木町駅に向かいます。桜木町から羽衣町、吉野町で右折しY校前から井土ヶ谷、六ツ川で京急のガード下を通り、山谷で1号に合流します。が、その山谷の合流手前で渋滞発生、もし酷いようなら国道平戸で降りて中止し、上大岡経由で帰ろうかと思っていましたが、よく見ると平戸交差点、上大岡方面が混んでるらしく、ここを抜けると流れるようになりました。この後は順調に走り、どうにか戸塚駅に到着です。

 にしてもエアロスターの最後部、長く乗ってるとお尻が痛いぞー。


◆No.6 戸塚バスセンター→藤沢駅北口 戸81系統、神奈川中央交通

 バスが着いたのは戸塚駅東口、今度乗るバスは、線路を渡り商店街を抜けた向こう側にあるバスセンターから発車、というわけで、また歩け歩け〜。(笑

 この路線、渋滞名所である国道1号原宿交差点を通ります。ここでグダグダに混んでいるようだったら止めようと思っていたのですが、あら意外、さすがに信号で引っかかったものの渋滞はなく、あっさりパスしてしまいました。が、その先、1号から別れて藤沢駅に向かう道で渋滞発生、なかなか進みません。まぁ、この先も本数が多い路線ばっかりだし、そんなに慌てなくてもいいかなと思っているうち、いつの間にか寝てしまい、気が付くと藤沢駅手前に着いていました。

 いやほら、いすゞエルガの最後部って、かなり高くて見晴らしいいし、座り心地もさっきのエアロスターみたいにお尻が痛くならないしで、寝るには最適ってことで。(コラw


◆No.7 藤沢駅北口→茅ヶ崎駅 藤07系統、神奈川中央交通

 ここから先、平塚駅までは前回やった神奈川縦断路線バスと同じコースです。前回乗ったのはいすゞ+富士重工ボディの車でしたが、今回は三菱車、横浜や舞岡営業所は三菱車ばかりですが、どうやら茅ヶ崎営業所にはいろんな車が配属されているようです。

 バスはそこそこの一般客と野球部の高校生(中学生か)を乗せ発車、しばらく行ってから国道1号に戻ります。その1号、反対車線こそ渋滞が酷いですが、こちらはそれほどではありません。GWに関して言うなら、4月よりも5月に入ってからの方が混雑するみたいですね。

 ここら辺、松並木が残っている国道1号ですが、バス停はあくまでも道路上にあり、バスベイなどの設備はありません。そこで数名ずつ乗り降りを繰り返す関係で、そのたびに後続車が止まってしまいます。結果、隙あらば抜いてしまおうという一般車が出てくるわけですが、その気持ちも理解できなくはないですけど、それにしても強引な車が多いなぁ。


◆No.8 茅ヶ崎駅→平塚駅北口 茅06系統、神奈川中央交通

 やって来たのは三菱エアロミディ、中型車です。車体表記をよく見ないまま乗ってしまったのですが、運転席横の座席を潰した物品販売コーナーがあったことから、もしかすると神奈中ではなく、湘南神奈交の車だったかもしれません。ところで、このコーナーから何か買う時って、お金はどこに置けばいいんでしょうね。(ボンタンアメが欲しくなった人w

 中型車で座席数が少ない関係で、ほぼ満席で発車です。前のバスと同じように、相変わらず反対車線が混んでいる国道1号を、数人ずつ乗り降りを繰り返しながら進みます。電車で行けば一駅ですので乗り通す人はいませんが、途中での需要は結構あるようです。

 相模川を馬入橋で渡り、平塚駅に到着です。


◆No.9 平塚駅北口→国府津駅 平41系統、神奈川中央交通

 平塚〜国府津間のバスは平41系統と平43系統の二つあります。平43系統は大磯駅を経由しますが、こちらは、さざれ石経由です。今度は大型車ですが、それでもさらっと満席で発車、次の銀座通りからは立ち客も出てきました。ただし、今度は乗り降りを繰り返すのではなく、お客は降りる一方です。二宮駅を出た時点で、ついに3人になってしまいました。

 
 乗客3人の車内。そういえば、ついに赤いシートの車には乗れませんでした。

 更にバスは国道1号を進みます。不安だった渋滞もなく、快調に進んでいきます。全線乗ると40分以上という乗り出のある路線で、正直、途中で寝てしまいましたが、ふと気が付くと左側に海が見えます。

 
 西湘バイパスと海〜。

 前方の運賃表が500を表示する頃、国府津駅に到着です。


◆No.10 国府津駅→小田原駅 箱根登山バス

 横浜駅から続いた神奈中エリアも、いよいよ脱出、ここから先は箱根登山バスエリアになります。国府津駅に着くと、もう既に目的のバスが客待ちで止まっていました。今度は中型車のいすゞエルガミオ、通称「澪たん」です。

 神奈中の運転が上品でないというのは有名な話になってしまいましたが、こちらのバスもなかなか、いや、神奈中以上に豪快に飛ばします。エンジン回転を思い切り引っ張るあたり、ちょっと気持ちいいのも確かですが、勢い余って乗客がいるバス停すらオーバーランしてしまうのはどうかと思います。(笑

 それも5mとか可愛いものじゃなく、100mぐらい行き過ぎ、さすがにバックするわけにもいかず、結局乗客を置き去りにして走り出したのには笑ってしまいました。私だけじゃなく、運転手さんも笑っていましたが……

 まぁ、1時間に4本ぐらいある路線ですけどねぇ。


◆No.11 小田原駅→元箱根 箱根登山バス

 小田原から箱根に向かう路線は、東急系の箱根登山バスと西武系の伊豆箱根バスの二つがありますが、この二社、「箱根山戦争」の名残で乗り場は完全に別になっています。普通、同じ区間を数社で走らせる場合、乗り場を統一したり、乗車券を共通にしてどちらのバスでも乗れるなど、お客の利便を考えるものなのですが、ここではそんなものはありません。

 一応、知らない人のために説明しますと、箱根の観光開発を巡って東急と西武が対立というか激突したのを「箱根山戦争」と言います。その煽りを食らって箱根登山鉄道と伊豆箱根鉄道の関係も悪く、ちょっと前まで、同じ場所にあるバス停でも名称が違っていたり、逆に違う場所なのにバス停の名前が同じ、といった具合に凄まじいものでした。

 さて今回はどちらに乗るのかと言いますと、先で乗り継ぐバスが同じ箱根登山系ということと、バス共通カードが使えるということで、箱根登山バスに決定です。

 
 箱根登山というと神奈中のお古というイメージが強いのですが、最近は新車が多いです。
 いえ、もしかすると、神奈中より新車比率が高いのでは。
 ちなみに左側に見えるライオンズカラーのバスが伊豆箱根バス。

 
 ハイバックシートのワンロマ車で、なかなか豪華仕様ですね。

 小田原駅周辺で地元客、湯本駅でフリーパスの観光客を乗せていよいよ箱根の山登りに入ります。車では何度も通った道ですが、こうやってバスで通るのは小学生の時以来かもしれません。車も好きですけど、ターボ音を炸裂させながら豪快に山登りするエアロスターの姿に、もうデレデレになってしまった私は、やはりバスが好きなんだなと改めて思った次第です。

 小涌園付近での走行音とか。

 それはそうと反対車線の渋滞が半端じゃありません。湯本からの渋滞が、いったんは途切れたものの、再び宮ノ下から始まり、とんでもなく長くなっています。その中に何台もバスが混じってますが、中には立ち客がいるバスもあり、疲れは相当だと思います。

 約1時間弱で元箱根に到着、共通バスカードで支払います。東京で買ったカードが箱根で使えるというのも、なんだかちょっぴり不思議な気分ですね。


◆No.12 元箱根港→三島駅 沼津登山東海バス

 いきなりですが降りる場所、間違えました。何やらひとつ手前で降りてしまったようです。ま、そんなに距離はないのは分かっていますから、さっさと歩け歩け〜。(またかよw

 元箱根港に着いてバスの時刻を見ると、どうやら50分ほど時間があるようです。せっかく箱根、芦ノ湖まで来たのですから、ちょっとだけですけど観光モードに入ります。とは言っても、一人で来ている人なんて、私以外誰もいませんよ。(涙

 
 夕暮れの芦ノ湖観光船。

 
 何で私、こんな所にいるんでしょう。(ぉ
 こんなつもりじゃなかったのにー。

 などとぶらついてるうち、バスがやってきました。まだ30分近く時間がありますので、折り返しにかなり余裕を持たせているみたいです。今度のバスも前と同じ箱根登山カラーですが、静岡の東海バスと合併した別会社でしょうか。車体横のロゴ、前の文字を消して「沼津登山東海バス」を入れた後があります。

 
 いすゞキュービック、トップドア車。
 うっぎゃー、大失敗。(明るさコントラストを調整しています)

 さて、17時50分、定刻に発車です。小田原に行くバスはほとんどが観光客でしたが、こちらは地元客も乗っています。バスは箱根峠を越えいよいよ静岡県に入ります。国道1号、神奈川側はかなりきついカーブの連続でいかにも昔の道路といった感じですが、静岡側はすっかり整備され、カーブも緩くなっています。その分、スピードも乗りやすいですが。

 15分ほど走ったところで何気なく運賃表を見ると、うをう、もう既に700円を超えてますよー。(笑

 同じ箱根から下るのでも、こちら側には渋滞は全くありません。これならいつ着くか分からない小田原行きに乗るのより、これで三島に出た方がいいんじゃないかと思うのですが、そんな観光客が殆どいないのは不思議ですね。箱根の出入り口は小田原か箱根湯本、ロマンスカーで行くと思いこんでいるんでしょうか。

 三島駅付近での渋滞もなく、18時30分頃三島駅に到着です。駅前のロータリーには沼津駅行きのバスが止まっていましたが、もう日が暮れてきましたので、最初の予定通り、ここで終了しましょう。初めて乗る路線は、やっぱり明るい時に乗りたいですしね。

 というわけで、所要時間11時間、合計運賃5070円の旅は終わりました。ちなみにJR一本で行けば、普通列車で2時間10分程度、運賃は2210円になります。この差をどう見るかは、そのなんだ、あまり気にしない方が良さそうですね。(笑

 もし続きをやるのであれば、次回は三島駅からとなりますが、はてさて、どうなりますか。




 おまけ、三島から東海道線で帰ります。熱海に着くと、どうやらすぐに特急が接続しているようなので、踊り子テクノロジーで一気に横浜まで行っちゃいましょ。

 

 …………
 ……………………

 大船通過を知らずに乗ってしまい、横浜まで連れて行かれたのは内緒だ。(爆



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