memo(2011年08月分)

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8月27日(土)

宇部・山口〜広島〜東京特別便乗車記
 学校が休み期間になると広島県内から東京へと運行されていた中国JRバスの特別便だが、今期は更に足を伸ばし、山口県の宇部から東京へ向けて運行されることになった。今回は運行会社に防長交通も加わり、所要時間は15時間を超え、いわみエクスプレスと並んでの長時間運行。しかも4列シートトイレ無しの車両となれば、これはネタ乗車するっきゃないでしょということで、正月のいわみエクスプレス臨時便に続き、今年二度目の長時間4列トイレ無し高速バス乗車と相成った次第w

 
 8/27(土)、新横浜〜新山口をこだまだけ乗り継ぎ、10時間以上かけて辿り着いた宇部線の宇部新川駅。

 この日、朝家を出る時は寒いくらいで、実際、関東では最高気温も30度以下だったらしいが、西日本では普通に真夏。事故等、万が一の非常食を手に入れるためコンビニ探しに出ようとしたが、西日が容赦なく照りつける中での街歩きは軽く死ねそうだったのでパス。駅前ロータリーの日影でバスが来るのを大人しく待つ。

 
 10分前になってバスがやって来る。今日の担当は防長交通。
 本当はJRバス便に乗りたくて先週の予約だったが、都合が悪くなってこの日に変更していた。

 
 この車、本来は徳山〜広島線などの短距離路線で使われてるらしい。
 青い空、強烈な陽射し、そして車両、どれを見てもこれから東京行夜行バスの発車光景とは思えないw

 パラパラと人が集まり、私が最後の乗車。乗務員さんの持つ座席表をチラ見すると、どうやら隣りもチェック済み。あ〜あ、一昨日までは空席だったんだけどなとか、隣人が来るとしても広島からだろうという予想が外れたなとか思ってみても、こればかりは仕方ない。元より4列シート車ということで覚悟の上。確か、高速バスネットのシートマップで2席並んで空いていた席はなかったはずだしと、諦めて「失礼します」と声かけて席に座る。

 
 車内は縦11列で補助席付き、正座席45人乗りの短距離仕様路線車。
 今日の席は一般席最後部の9B、夜中に外に出やすいようにと通路側指定。

 側面のカーテンが閉じられているので、ちょっと不思議な雰囲気だけど、この状態でもやっぱり東京まで行くバスとは思えない。何より、前の運賃表が生きていて「山口−広島−東京」と表示されてるのが不思議すぎというか「ちょっとそこの東京まで」の感覚。これで運員も表示されていたら大笑いだったがw

 17時55分、定刻に宇部新川駅を発車。乗客は全6人、うち、前方の広島区画にいる1人以外は全員が東京まで行く人達。思ってたより多い感じだけど、バスの写真撮ってたのは私だけで体験乗車のヲタは他にいない模様。しばらくすると乗務員さんがやって来て「7Cの人が来なかったので、そちらへどうぞ」と席移動フラグ成立。7Dは空いてるようなので、これで直前購入や飛び込み乗車がなければ2席使えそうな雰囲気。

 宇部南ICから山口宇部有料道路に入り、宇部JCTから山陽自動車道へ。新山口駅、山口大学前でそれぞれ1人ずつ乗車し、合計8人でまずは最初の目的地の広島へ向かう。再び山陽道に復帰すれば防長交通にとっては慣れた道。結構な勢いで走り始める。こちらは昼間の疲れからか即座に寝落ち。

 
 宇部新川から1時間45分の19時40分、山陽道富海PAで小休憩。
 トイレと自販機だけのPA、照明も少なくて暗い。

 
 指定された休憩時間は10分だったが、皆さん早く戻ってきたので7分ちょっとで出発。

 このバス、広島行の昼行便も兼ねているので車内消灯はせず、前方カーテンも開いたまま。後ろの席からも前が見えるとは言え、そこは単調な山陽道のこと。バスが動き出せばすぐに睡魔に襲われる。ここで寝てしまったらこの先寝られなくなるぞと思っても、それは無駄な努力であった。

 ふと目が覚めるとさっきとは打って変わってゆっくりペースで走行中。そのまま減速すると同時に「宮島SAで小休憩です。時間厳守でお願いします」のアナウンス。小休憩とは言っても指定の時間は20分以上と長め。せっかくなので少し体を伸ばそうか。

 
 宮島SAは21時10分発。
 広島までもう近いが、長めの休憩で広島BC入線の時間調整を兼ねているのかも。

 高速を降りて広島市内、相変わらず豪快な走りをする車の流れに乗りながら広島BCに21時35分到着。ここで宇部新川からの1A席の人が下車。降車ホームで5分ほど時間調整後に乗り場へ入線すると、ちょうど21時40分発の徳山駅行が挨拶代わりのホーンを鳴らしながら発車していった。

 さすがにここでドカドカと大量乗車。それでも今日はだいぶ余裕があるらしく乗務員さんが席の調整。何人かが席を移動し、次の広島駅乗車と併せても2人並んでの席は知り合い同士だけで、他人同士の相席はない模様。幸いにして私の隣も人は来なかった。

 広島BC21時45分、広島駅新幹線口ではあわや乗り遅れかと直前乗車もあったが、こちらも22時05分とそれぞれ定刻発車。広島駅からの広島空港行と同じルート、見慣れたルートを通って山陽道をひた走る。始めは賑やかだった車内も皆、すっかり寝静まったのだが―――

 
 23時30分になっても室内灯は点灯したまま。
 気怠さと4列シート車が相まって、なんだか東京行というより空港からの最終バスに乗ってる気分だ。

 
 23時40分、福山SAで10分の休憩。

 「シートベルト締めてね」の自動放送が流れて福山SAを出発すると、ようやく車内消灯。この路線のために新しく取り付けられたのか、前方のカーテンが閉められて全ての照明が消されるが、そこは元々短距離路線用のバス。横は遮光カーテンじゃないので外の光は入り込む。まぁ、道路照明がないのでそれほど気にならないのも間違いなく、隣が空席なのを利用してこちらも横になってお休みなさい。

 ピンポーンとチャイムが鳴って休憩を告げる自動放送で起こされ、あくびしながら「ここはどこ?」と外に出ると、

 
 1時40分、権現湖PA。何ともマイナーなPAだことw

 出発後は再びお休みなさい。しばらくするとピンポーンとチャイムが鳴って(以下略)、「ここはどこ?」と思ったものの、とりあえず先にトイレへ行く。トイレのドアに何となく見覚えがあるんだけどなと思いながら用を足し、外に出て場所確認。

 
 ああ、うん。トイレに見覚えあるのも納得。5回目の休憩は甲南PAだったか。

 
 甲南PAには3時20分着、10分の休憩。

 
 運賃箱に整理券発行機がこの車両のすべてを物語る。
 いや、前に中国バスの弥次喜多ライナー専用車にも整理券発行機があったがw

 ドアを閉めると「発車します」、そして「高速道路走るからシートベルト締めてください」の自動放送に、いやいやちょっと待てよと。さすがに夜中の3時過ぎにそれはないでしょと。車内、起きずに寝たままの人がいっぱいいるんだから、その辺は少し気を遣って欲しかったのが本音。

 甲南に入ったということは次は浜名湖で、その次は足柄かねぇなんて思いながら三度お休みなさい。しばらくするとまたしてもピンポーンとチャイムが(以下略)。眠いけど降りれるところはとことん降りるのが今回の目的……というわけじゃないけど、ともかく降りると、

 
 予想通り、バスは夜明け直前の浜名湖SAに停まっていた。
 見覚えのある光景に、さすがに「ここはどこ?」とはならなかったw

 
 時刻は5時15分、休憩はここも10分間。

 飲み物だけ買って戻り、乗務員さんが人数確認を行い、相変わらずの自動放送に苦笑しながら出発。もう夜は明けてきているけどまだ5時過ぎということで、もう一度車内は消灯。カーテンの間に首を突っ込んでしばらく外を眺めていたが、気が付くとそのままの体勢で居眠り。もし外から見た人がいたら実に奇妙な光景だったろうw

 しばらくするとピンポーンとチャイム(以下略)、

 
 「路線バス」表記も誇らしげに7回目の休憩地、足柄SAに到着。時刻は7時25分。
 路線バスエリアではなく、一般のバスエリアに駐車。

 こちらのバスが入る時、カーテンの隙間からちょうど富士急行のバスが出て行くところが見えた。路線か貸切かは分からなかったが、あちらは完全に「朝」の姿なのに対し、こちらはまだまだ「夜」の続き。「朝」と「夜」が入り混じる不思議な光景……なんてことを思うのは私ぐらいだろうな。

 15分の休憩で出発。前方カーテンが開かれ、室内灯も点灯して「おはようございます」モード。何人かはカーテンを開けたが、まだまだ寝てる人の方が多め。私は横にならずにちゃんと座っていたが、気が付くとそのままの体勢でまた寝てしまい、霞ヶ関到着のアナウンスで起こされる。昼間のバスなら足柄から霞ヶ関まで完璧寝てしまうなんてないのになと苦笑いするしかない。

 降車のない霞ヶ関を通過し、交差点を左折、右折、JR線のガード下を潜って、

 
 東京駅日本橋口に到着。
 何気なく時計を見ると8時52分ということで、宇部新川からちょうど15時間のバス旅だった。

 降りる時にふと見ると運賃箱が絶賛稼働中。うぃんうぃんと確認用のベルトが動き「お金を入れて」と自己主張してる運賃箱の姿に、危うく吹き出しそうになったのは言うまでもない。どうせなら後払いにしてしまえ、なんて思ったり思わなかったり?

 
 もしバスに感情があるなら「まさか本当に東京に来るとは思わなかったよwww」じゃないかなw
 バスはこの先、新木場駅まで行くが、新木場まで行ってしまうと帰りが面倒なのでここで離脱する。

 正月のいわみエクスプレス臨時便乗車以来、二度目の4列トイレなし車による長時間乗車。いわみエクスプレスが途中乗り換えや早着などで、どことなく不完全燃焼気味だったが、今回は純粋に15時間の長旅。ハッキリ言ってお尻に鈍痛が残るし、翌日以降非常にキツイのも間違いない。だけど、普段の高速バスでは絶対に出来ない「夜中のPA巡り」が予想以上に楽しいので、また似たような路線が出来れば乗ってしまうだろうなと思う。

 さて、今度の正月はどうしようかねぇwww



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