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島原鉄道 諫早~加津佐間 [ビコムワイド展望]
島原鉄道 諫早~加津佐間
[ビコムワイド展望]


長崎「電車」が走る街 今昔―海と坂の街定点対比 (JTBキャンブックス)
長崎「電車」が走る街
今昔―海と坂の街定点対比
(JTBキャンブックス)


絆の翼―チームだから強い、ANAのスゴさの秘密
絆の翼―チームだから強い、
ANAのスゴさの秘密


BLUE ON BLUE THE WORLD OF ANA THE REAL FLIGHT DOCUMENT B747-400
BLUE ON BLUE THE WORLD OF ANA THE REAL FLIGHT DOCUMENT B747-400

◆2007/12/01

 これまでもANAの羽田〜長崎線には、定期的に国際線仕様のB747-400が就航していたが、それは「Super Style」と呼ばれる一世代前のものだった。それがここで書いたとおり、07年12月からは「New Style」と呼ばれる現役バリバリ、主に欧州線で使われる機体が入ることになり、これはもう乗るしかないと早速予約を入れていたというわけ。

 おりしも08年3月に廃止が迫った島原鉄道南目線にキハ20が入るということで、これのお名残乗車も兼ねて……




 2007年12月1日、絶好の天気。“それだけ”のために出かけるのだから一番の敵は機材変更。もう毎日のように予約確認ページをチェックし、予約番号欄に#が入っていないことを確認。当日になればなったで「使用する機材が故障」という理由が跳ね上がるので、出発前に何も変更がないのを確認してから家を出る。

 羽田到着後も機材変更がないのを確認してから1階出発ロビー兼バスターミナル(笑)へ、ランプバスで飛行機へ向かう。最近になって羽田では事前改札組と優先搭乗組だけでバス1台を出してくれるので、非常にゆったり出来て有り難い。「翼の王国」に載っていたが、なんでも「バスに先に乗れても意味がない」とクレームが来たからだそうだが。

 
 401番スポットで待っていたのは、日の丸に全日空ロゴの少し古めなJA8095。
 ジャンボ機をこうして見上げることなんてそうはないし、いや、羽田に限ればこの長崎線ぐらいなのでワクワク度が上がる。

 
 何も考えずに5Aなんて席を選んでしまったが、これは大失敗。

 L1ドアのすぐ前なので乗り込む人達の足音と、それを出迎えるCAさんの挨拶が絶え間なく続き、またすぐ横がギャレーでCAさんの出入りが多く、落ち着かないったらありゃしないので、これから乗る人はこの席だけはやめとけ。たまに乗り込む人達の「おお、これはすげー」という声が聞こえてくるのは楽しいが。(笑

 出発準備中、いつもの普通席やスーパーシートプレミアムという言い方ではなく、「ファーストクラス、ビジネスクラスではお荷物は上の荷物入れへ入れてください。エコノミークラスは上の荷物入れと前の座席の下へ、2階席は窓の下の荷物入れもお使いいただけます」とアナウンス。こんなアナウンスを聞いたのは初めてだが、普通の人でこの機体が国際線機だと分かってる人ってどれだけいるんだろう。いや、むしろ「じゃ、プレミアムエコノミーは?」とツッコミ入れたくなる「普通じゃない」人の方が多かったりして。(えw

 冬の朝ということで今日の離陸はお馴染みのRWY34R、だが8時過ぎというラッシュ時のせいか待たされる待たされる。機長さんのアナウンスによれば「当機の離陸は7番目」とのこと。もっとも、この間に飛び立つ飛行機がいろいろ見られて楽しいのも事実で、特にJALのクラシックジャンボ、JA8184を見られたのはラッキー。

 
 座ると目に入る大きなモニタ。
 でも国内線では電源すら入らないのが悲しい。

 同じ国際線機材使用でもJALのクラスJだとMAGICが生きていて映画が見られるのに、この辺ANAはシブチン。いや、映画を見せろとは言わない(どうせ見ないしw)けど、せめてナビ画面ぐらい出してくれてもいいのに。

  
 オーディオコントローラにリクライニングコントローラ。
 窓側テーブル下にはイヤホンジャックと電源。ただし電源も使えず。

 モジュラージャックがあるのは、前にボーイングがインターネット接続サービスを行っていたため。今はサービスをやめてしまったため、なんにも使えないただの穴になっている。

 巡航に入ると朝食の時間。

  
 量的には満足。ちゃんとデザートがあるのも嬉しい。

 
 食べてる最中に名古屋付近、セントレアが見える。

 窓が離れているせいで思い切り身を乗り出して見ていたら、CAさんから「あちらに見えるのがセントレアです」と説明されてしまった。そんなに「乗り慣れていない人」に見えたのかなというか、って、そりゃ写真録りまくっていたら当たり前か。(笑

 
 食後は紅茶をリクエスト。
 あまり知られてないみたいだが、SSPなら温かいお茶と同じく紅茶も出してくれるしコーラもあるので、今度試してみて。

 
 シートを倒し、レッグレストを上げ、靴を脱いで完全にリラックスモード。
 普通の国内線機材では絶対に味わえない優雅なひとときでもある。

 …………マッサージ機構を使ってしまうあたり、おっさん臭いが。(滅

 
 一番の問題はさっき書いたように窓が離れすぎていること。
 前の3Aなら大丈夫なので、これも5Aがダメな理由。

  
 トイレに立ったついでに。

 ところで、このSSPの定員は10。空席がひとつあったので実乗は9人。その9人のうち、飛行中にカメラを持ってウロウロしているヤツは私を含めて4人。長崎線にNewStyleが入った初日とはいえ、4/9で、

 ヲタ率44%ってなんですかwwwww

 つーか、この日のヲタはJALの国内線ファーストクラスに集結してるんじゃないのかと。(ぉ

 
 外を見ると、まだ淡路島……かな。
 ジェット気流の関係でやっぱり時間がかかる。や、それだけ長く乗っていられるので、こちらとしては楽しいが。

  
 コントローラを引っ張り出してみる。
 ひっくり返せば裏側は電話機になっているが、もちろん国内線じゃ使えない。

 岡山を過ぎたあたりから薄い雲が出始め、福岡上空もよく分からないまま長崎へ。着陸を窓から見てると、まるで海上に着水するんじゃないかという錯覚に陥りながら無事到着。羽田の離陸が混雑で待たされたため、少し遅れて10時25分長崎着。疲れを全く知らず、とても優雅な2時間のフライトだった。




 空港から島鉄バスの島原港行きで諫早駅へ向かうが、ここで7月に買った「長崎スマートカード」を忘れてしまったことに気が付く。更に、どうやら11月に買った肝心の「九州満喫きっぷ」も忘れてしまったらしくしょんぼり。

 
 20分ほどで諫早駅に到着。

 ま、忘れてしまったものはしょうがないと、駅構内の島鉄の自動販売機で、

 
 島原半島遊湯券を購入、3,000円也。
 これで島鉄の収入アップに貢献と考えれば問題なし。

 最初の予定では列車で加津佐まで往復するつもりだったが、せっかくバスにも乗れる切符なので、ここは前向きに考えて口之津・大屋行きのバスに乗り、島原半島を一周することにしよう。多分、これでも元が取れるはずだし。

 
 口之津・大屋行きは日野レインボーHR。

 途中で乗り込んだ女子中学生、乗り込む時に引戸の中扉で「すっごーい、横に開くんだ」と驚いている光景を見て、「えー、そんなことで驚くんだー」と驚いている関東人の私がいたりする。(笑

 そんなに珍しいのかなとすれ違うバスに注目したら、確かに後扉2枚折戸の車が多いものの、HR自体も結構走っているし、普段はあまりバスに乗らない人達なのかもしれない。降りる際に現金で払っていたし。

 
 小浜を過ぎると車窓右側はずっと海。
 強引な軽トラが追い抜いていく。

 口之津まで行っても加津佐行きの列車に間に合うはずだが、人のいない加津佐駅を見ておきたかったので、あえて加津佐駅前バス停で降りる。国道から海側にちょっと入ったところに駅はあった。

 
 島原鉄道加津佐駅。まだ誰もいない。

 
 早速、中に入ってみる。

  
 発車時刻表と到着時刻表。
 11時台と14時台を除いて、一応1時間に1本の列車がある。

 
 無人化され閉じられた窓口。

 ホームに出てみよう。

 
 ぶっつり途切れた線路がいかにも終着駅らしい。

 
 口之津側を見る。
 人は誰も来ない……

 
 少し剥げかけた駅名票が寂しい。

 などと遊んでいたら一匹のネコがやってきた。

  
 足元に来て体を擦り付けてくるあたり、かなり人懐っこい。
 実はもう一匹いたのだが、そちらは警戒心が強いらしく、ついに寄ってこなかった。

 加津佐駅の主かもしれない、このぬこ様、「加津佐駅 ネコ」でググると多くのブログがヒットするのを見ると、どうも有名らしい。何となく人恋しかったので、しばらく一緒にひなたぼっこを楽しんでいたが、私が何もくれない人だと分かると、振り向きもせず、さっさと線路に降りて立ち去ってしまった。

 …………
 ……………………

 だって、ぬこ様が好きそうな食べ物なんて持ってないもん。

 口之津側にある踏切の警報機が鳴り、しばらくすると南島原からの列車がやってくる。

 
 今日は首都圏色のキハ20 08。

 
 途端に多くの人達で賑わい出す。

 中にはさっきまで乗っていたバスで見かけた人や、空港から諫早に行くバスで見かけた人もいて、多くの人が同じ目的だったことを知る。確かにこの列車で来た方が効率的だが、この日、この時間帯に来た人の中で、加津佐のぬこ様と遊べたのは私だけという妙な優越感で満たされていたり。(何w

 
 この列車の始発は南島原のはずだが、ま、細かいこと言うのは野暮かもしれない。

  
 碧い空と赤い気動車のコントラストが美しく……

 適当にスナップした後、乗り込む。

  
 カーテンやクーラーが取り付けられた以外、昔のままの車内。
 特に網棚は本当の「網」。

 
 このキハ2008は国鉄からの払い下げ。うっすらと見えるのは元の番号か?
 ちなみに便所は潰されている。

 
 運転台も昔のまま。

 
 島原鉄道の沿線案内図がドア上にあった。

 もうすぐ発車時刻と言うことで、

 
 最後にもう1枚納めておこう。

 13時57分、もう来ることはないだろう加津佐駅を後にする。パッと見の車内はマニア率100%。おそらく廃止されなければ誰も乗っていなかったと思われるが、それでも次の白浜海水浴場前で数人の学生達が乗ってくる。彼ら、彼女らはこの車内を見てどう思ったのかが少し気になるところ。

 普段ならワンマン運転の列車だが、今日はキハ20での運転ということで車掌さんが乗務している。しばらくすると、その車掌さんが切符を確認しに来るが、多くの人が九州満喫きっぷか島原半島遊湯券を持っている模様。他に記念用の車内補充券を求める人が何人かいる。

 布津で列車交換。「少し停車します」のアナウンスが合図で、皆、一斉に立ち上がる。(笑

 
 やって来たのは新潟鉄工所製の黄色いディーゼルカー、キハ2511。この光景もあと少し。

 と、出発信号機は既に青。みんな、さっさと乗り込め、というかオレも走れwww

 停車時には「カランカランカラン」、力行加速時には「ウォーン」というDMH17機関独特の音に加え、ブレーキング時に「ゴーッ」と音を立てる旧型気動車ならではの音を楽しみながら、有明海沿いをゆっくりと進む。

 
 車窓右側からも普賢岳が見える区間がある。

 深江を過ぎると、やたらと立派で真新しいコンクリート橋梁がある。この深江〜島原外港の区間は雲仙普賢岳の噴火で長いこと不通になっていたが、1997年2月、新たに造り直し復旧した区間でもある。そんな新しい線路も10年ちょっとで廃線になってしまう。

 多くの撮り鉄達に出迎えられながら南島原に到着。ここで前に1両増結する。

  
 増結車両は島鉄カラーのキハ2018。(この2枚は諫早で撮影)

 せっかく温泉入浴券付きの切符なので島原で途中下車し、どこかの温泉に行くつもりだったが、何となくキハ20にまだ乗っていたいというか、名残惜しいという気持ちが大きくなり、そのまま諫早まで行くことにする。や、もうお尻は限界に近いけど。(笑

 と、張り切ってみたものの、廃止予定区間が終わったことで緊張が切れたのか、その後はあっさりと睡魔に負けて夢の中。海がすぐそばの大三東も全く知らず、気が付くと愛野を過ぎていた。

  
 16時17分、2両で諫早到着。
 車両を撮っている人達がまだまだいっぱいいる。




 さて、予想外に早く諫早に戻ってしまった。このまま空港に行っても早すぎるしどうしよう。

 
 で、なぜか白いかもめで長崎へ。(え?
 諫早〜長崎といった短区間でも普通に特急に乗る人が多い。

  
 で、長崎駅前。

 いつもの県営バスではなく長崎バスで空港へ。

 
 長崎空港送迎デッキより。
 帰りも行きと同じB747国際線機材、JA8095。

 
 隣に駐まっていた先発する羽田行きのJAL、A300-600R。

 
 長崎空港は12/1の時点では新スキップ未導入だった。でも、これももう少しでさようなら。

 定刻の19時30分にドアクローズしたものの、羽田周辺が混雑ということで管制より出発を抑止され、しばらく滑走路の手前で時間調整のため待機。結局、離陸したのは19時45分になっていた。

  
 帰りはアッパーデッキ。ビジネスクラス区画だけど普通席で使用、おかげで国内線では最強の普通席。

 20時05分頃、機長さんからアナウンス。「現在、高松の上空、高度は41,000フィート、対地速度は1,020キロ」とのこと。って、アナタ、今、1,020キロって言いましたよwww

 さすが、この時期のジェット気流は半端じゃなく、

 
 長崎は遅れて出発したのに、羽田には定刻より早く到着。
 おかげで長崎〜羽田の所要時間1時間ちょっと。まぁ、あんな速度でぶっ飛べば速い速い。(笑



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