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◆第4部 (2006/02/19)
第3部から続き。
別府にいます。これからどうしようかと周囲を見渡すと、

おお、ゆふいんの森I世たんの姿が〜。
白い姉妹は元気娘、リレーつばめたんはちょっと不思議な感じがするお姉さん、九州横断特急たんは頼りになるお母さんといったイメージでしたが、このゆふいんの森たんのイメージはというと、やっぱりお嬢様じゃないでしょうか。沿線に湯布院という女性に絶大な人気を誇る観光スポットを擁するだけあって、どことなく洒落た感じがあると思います。
ちなみに、ゆふいんの森III世たんのお姿はこれ。
…………
……………………
お兄ちゃんって、おい。(笑
個人的にはこっちの娘さんの方がイメージに近いかもしれません。
この娘に乗って博多に戻っても時間は大丈夫なはずだし、まだ指定席は空いてるのかなと(彼女は全車指定席)窓口に行こうとした瞬間、彼女は立ち去ってしまいました。まったくモタモタしてるから、私。
というわけで、時間的なこともあるし、ソニックたんで博多に行くしか選択肢はないようです。どうせソニックたんに乗るなら始発の大分から乗りたいということで、ひとまず大分に戻ることにします。
日豊線下りのホームに行くと、

RED EXPRESS、にちりんたんが入線。
国鉄時代末期、「有明」を3両編成にするために(無茶したよなぁ)モハ485を改造したクモハ485です。写真では分かりにくいですが、出入口デッキが通常のクハ481とは逆位置、運転台側にあり、思わず「ありえねー」と言いたくなりました。
彼女はもうかなりの歳の筈ですが、まだまだ現役で頑張っています。色こそJR九州色に塗り替えられていますが、外観上では国鉄特急車両の面影を十分に残して……というかそのままですね。特に愛称幕の上、国鉄特急の証しである三角のシンボルマークが健在なのには泣かせてくれます。東日本の車両には外されたものが多いですから。

参考として、こちらはJR東日本の同型車。
顔つきは大改造されており、面影が残っているのはボディラインだけと言ってもいいでしょう。

参考その2、鹿児島中央〜宮崎の「きりしまたん」で使われる同型車。
こちらも原形を保っています。

参考その3、言わずもがなの原型、上野駅にて。(ぉ
いや、北海道向けに作られた1500番台という“特殊例”ですが。
先ほど見た別府湾を今度は左手に見ながら進みます。直線や整備された路盤なら120km/hで走ることが出来る娘ですが、カーブが連続する日豊本線では、あまりスピードは上がらず、ゆっくりとした走りで進みます。
ふと車内に目をやると、彼女のナンバープレートが目に入りました。そのナンバーは、
『モハ484-201』
嗚呼、200番台のトップナンバーががが。
その昔、青森(盛アオ)に配属され「はつかり」や「やまびこ」で東北本線を全力疾走していた娘ががが。
いや、まさか、ここで会えるとは思ってもいませんでした。懐かしさのあまり、このまま宮崎まで乗っていきたい衝動に駆られますが、それをどうにか抑え大分で降ります。別府始発の特急列車から大分で降りる人なんて私以外いないようです。
大分駅の自動改札機に「きっぷがつまりました」と羞恥プレイを受けたりしながら、次の娘さんを待ちます。ホームには白いソニックたんがいましたが、朝に白いかもめたんに乗っているし、ここは素直に883ソニックたんを待ちます。
留置線にいる富士編成の青い車体を眺めながら遊んでいると、

あは、ゆふDXたんが入ってきました。
「オランダ村特急」として生まれ、その後「ゆふいんの森II世」として久大本線を走り、そして「シーボルト」として転生していた彼女ですが、再び久大本線を走るという波瀾万丈な人生を迎えるとは、彼女も考えていなかったのではないでしょうか。いえ、シーボルトの運用を解かれる時の“彼女の願い”が叶った、と言った方がいいかもしれませんね。
…………
……………………
どんなコトをされたかは知る由もありませんけど。(ぉぃ
などと考えてるうち、

883ソニックたん、リニューアル編成。
しかし、何度見てもぶっ飛んだスタイルだよなと。
奥にリニューアル前の編成がいますが、彼女の姿はこちら。
さて、彼女には前に受けた仕打ちの借りを返さなければなりません。ええ、そうです、あれは忘れもしない2004年5月、彼女の妹の白いソニックたんに三半規管を凌辱され躰をボロボロにされた借りを、ここでキッチリ返さなければ私の気が済まないのです。まぁ、姉からすれば、いい迷惑以外の何者でもないでしょうけど。
「この間の借り、キッチリと返させてもらうぞ、ビシィッ(指を立てる音)」(注、実際には立ててませんw
「…………ハァ? アンタ、馬鹿?」
どうやら彼女には見向きもされていないようですが。orz…
ともあれ、意気込みながら乗り込みます。

うはっwww
リニューアル前は原色をあちこちに散りばめたド派手な内装だったのですが、今は落ち着いた方向に変更されています。
いや、落ち着いたとは言っても、

ミッ○ーマ○スの耳型ヘッドレストは健在ですた。(笑
シート背面も以前はアルミ剥き出しでしたが、今は白く(パールホワイト?)塗装されています
で、このミ○キー○ウスの耳が並ぶと、

…………
……………………
ミッ○ーマ○スの大行列?に
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
と思ってしまうのは私だけでしょうか。
もっとも、赤青緑で塗られていた時代に比べればガクブル度は下がっていますが。

客室からデッキを見ます。(諸事情により、この画像は拡大無し
こういうところのデザインに凝るのがJR九州特急娘達の特徴と言えるでしょう。
とやってるうちに発車です。三度目の別府湾を右に見ながら進みます。が、前の二列車とは明らかに速度が違います、違いすぎます。自慢の振り子装置で右に左に車体を傾かせながら全速で吹っ飛び、車を追い抜いていく様子は見応え充分です。大分〜博多を2時間ちょっとで走破してしまうなんて、485時代に誰が考えたでしょう。
ところで、先ほどの借りを返す件ですが、出発して最初のコーナーを曲がった時点でイヤな予感はしていました。朝、白いかもめの時は大丈夫だったというか、意識することすらなかったぐらい無問題だったのですが、何て言うか、車両の傾き具合が「かもめ」とは全然違うように感じるのは、私の錯覚なんでしょうか。やたらと欠伸が出始める時点でイヤな予感が増大します。
「うあ、これヤバイかも」
「……………………フン」
相変わらず彼女には相手にされてないようです。orz…
行橋を出発した時点で小倉で降りることを決断します。今ならまだ耐えられるけど博多までは分からないこと、小倉〜博多は混雑が予想されるし、この区間でアレなことになると悲惨としか言いようがないですから。結果として、意気込んだ割に見事に返り討ちに遭ってしまい、姉妹揃って蹂躙されてしまうとは思っていませんでした。
小倉駅にて―――
「うう、カッコ悪う」
「まったく。いい? ちゃんとここで休んでなさいよ?」
「あ、ありがと。実はお前っていいやつ?」
「な、なに言ってるのよ、別にアンタのことが心配で言ってるんじゃないんだからね」
「でもありがとう、それと最後まで付き合えなくてゴメン」
「だから、わ、わたしはただ、そ、そう、中を汚されるのが嫌なだけだからっ」
「あはは」
「な、なに笑ってるのよっ、いい? わたし以外の子に迷惑かけたら許さないんだからねっ」
などと怒りながら(?)全速力で走り去っていく883ソニックたんはどうやら、
ツンデレのようです。(何w
小倉でうどんを食べたりしながら、どうにか復活します。博多まで快速で行くつもりでしたが、ちょうど「有明」が来るようなのでもう一度、彼女に登場してもらいましょうか。本日二度目の有明たんですが、今度は4両のれっきとした有明編成、窓側と通路側では微妙に柄の違う凝ったシートに身を委ねて進みます。
小倉出発時には余裕があった車内ですが、戸畑、黒崎、折尾と進むうち、どんどんお客が乗ってきて、赤間を出る頃にはデッキに立ち客が見えるようになりました。博多を越えて肥後大津まで行く列車ですが、おそらく博多で降りる人が多いと思います。それだけ博多までの足として普通に使われているということですね。
吉塚通過の際、駅名標に「はかた」の文字が見えました。もうすぐ彼女達ともお別れのようです。

博多駅での有明たん。(2004年5月撮影
当日は既に日が暮れています。
こうして彼女達との身も溶けるような甘い時間は終わりました。次に逢えるのはいつかは分かりませんが、絶対にまた来ることを心に誓います。何より、彼女達の気持ち良さは忘れられませんし、関東でこの気持ち良さは味わえないものですから。
各ホームを回り、もう一度だけ「リレーつばめ」や「かもめ」、「ソニック」達の姿を目に留め、心の中で「バイバイ」と別れを告げてから福岡市営地下鉄で空港に向かいましょう。と、そこに、
303系たんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
何度か乗った福岡の地下鉄ですが、いつも福岡市交通局の車でしたし、彼女に乗るのはこれが初めてです。一人ごとに区切られたシートやドア間一枚の大型ガラス、内装外装ともに真っ赤なドアなど、同期の815系たんと似た作りは明らかにJR九州しています。(笑
ともあれ、彼女達の思いもよらない粋な展開と演出に心躍らせ、そして感謝を。
ただ、おかげで「JR九州乗り放題の切符を持っている」し、また「JR九州の車両に乗っている」のに、なんで、
運賃は別払いなのかと
わけ分からない理不尽な疑問に陥ったのも事実ですが。(コラw
これで彼女達との逢瀬は終わったのですが、実はもうひとつ、目的がありました。
それも行き当たりばったりじゃない、最初から計画していた目的、

というわけで次回予告「Long good-bye 747SR」。
しばしお待ちを。
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