真説・サンライズゆめ乗車記

 何の因果か去年のGWと同じ、サンライズゆめに乗ったのでもう一度レポします。
 今回はA寝台シングルデラックスを確保できたので、そこら辺をメインで行きましょうか。

 

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◆2005/04/29

 平成17年4月29日、去年に続いてサンライズエクスプレスに乗りましたので、再び乗車記を書いてみます。
 とは言っても、列車の様子そのものは去年とほとんど同じですので、今回は主にシングルデラックス室内の紹介をしてみましょう。

 よろしければ去年の分も参照してくださいませ。



 福岡からのバスは15時過ぎに到着、去年の経験を生かし、夕食、夜食、菓子類、つまみ類にお酒等々、いろいろと買い込んでおきましょう。車内販売はありませんし、途中駅の停車時間も短く、一度走り出したら途中での買い物は絶望的ですので。

 荷物を抱え、15時半過ぎにホームへ上がると、

  
 おー、もう入線していましたー。
 去年のレポを見ると『15時20分頃入線』とありますので、時刻はそれほど変わっていないようです。

 そうそう、下関に来たからには、ふく天うどんを食べておかねばなりません。
 そんなわけで、結局、発車5分前に乗り込みです。

 
 今回はA寝台、4号車の通路。(走行中に撮影)

 
 通路から階段を上がると、両側に部屋があります。
 ちなみに、階段を下りると二人用個室『サンライズツイン』です。

 
 今日のお部屋は右側の21号室。
 カチャリとノブを回して、早速入ってみましょう。

  
 入って左側にベッド、右側にテーブル、正面には巨大な鏡と洗面台があります。
 おそらく隣の22号室は逆向きの造りになっていると思います。

 
 振り返ってベッドを見ると、スリッパと浴衣とリーフレット。
 浴衣とリーフレットはB寝台と同じものでしょうか。

 
 室内から見た扉(出入り口)はこんな感じ。
 室内高さは190センチぐらいでしょう。

 
 壁から外れないハンガー、これもサンライズクオリティ?(ぉ
 ちょっと使いにくいです。

 15時45分、定刻に下関を発車。東京着、明朝6時27分まで約15時間の長旅が始まります。
 確かに長いですが、苦になるどころか逆にワクワクしてくるあたり、サンライズの魅力でしょう。

 下関発車時の車内アナウンス。(5分超で長いです)

 本家、ブルートレインの『あさかぜ』がなくなってしまった今、下関始発で東京へ向かう夜行列車は、この臨時『サンライズゆめ』しかありませんし、いっそのこと名称を『サンライズあさかぜ』にしてもいいんじゃないかと思うのです。横方向幕にも『あさかぜ 東京』、『あさかぜ 下関』、『あさかぜ 広島』がちゃんと入っていますので。

 ちなみに、この285系は5編成しかありません。つまり、サンライズゆめが運転される時には、サンライズ出雲とサンライズ瀬戸の上下列車で併せて5列車、5編成をフルに使ってしまうわけで、この間、予備車がゼロというアクロバット的運用を強いられます。もし踏切事故とか起きた場合、どうするんでしょうか。

 などと考えていたら、車掌さんが検札に来ました。
 A寝台のお客にはアメニティグッズと専用のシャワーカードをくれます。

 
 SUNRISE EXPRESSのロゴ入り。

 早速中身を見てみましょう。

 
 結構な量が入っています。

 
 洗顔フォーム、歯ブラシ、カミソリ、ブラシ。

 
 タオル、ティッシュ、石けん他。

 
 シャンプー、リンス、整髪料にシャワーキャップなどなど。
 これらはすべてお持ち帰り可なので、おみやげとして最適でしょうか。

 あ、これもお持ち帰りが出来るようです。

 
 いや、さすがにこれは置いてきましたが。(笑

  
 シャワーカード、裏面にはちゃんと『A個室用』と入っています。
 これで4号車のA個室客専用のシャワー室が使えるわけです。

 列車は山陽本線を走り、新山口、徳山、柳井、岩国と停車していきます。列車から外を見ていると、そこには去年と全く同じ光景を見ることが出来ます。つまり、子供達は手を振り、犬を散歩させているおじさんは立ち止まって凝視し、ホームにいる女子高生達は指を指し、踏切待ちの車からは携帯カメラを向けられる、こんな感じです。相変わらず注目度の高い列車であることは違いありませんね。

 上で書いたように今回の部屋は21号室、つまり禁煙室です。これは切符を頼んだ時、既に喫煙室は予約で満席だったからですが、おかげでタバコを吸うためには6号車のデッキまで行かねばなりません。ついでにちょっと散歩もしましょうか。

 
 これが部屋の鍵です。
 任意の4桁の数字に続いて♯を押すとロックがかかります。
 開ける時はロック時に入れた数字を入力です。

 
 4号車のデッキ。

 
 お隣、5号車はノビノビ座席車。
 ここなら寝台料金不要、運賃プラス特急料金だけで東京まで行けます。
 ある意味、サンライズ一番の人気箇所かもしれません。

 
 3号車、ソロの通路。
 個室の中では一番安いソロですが、かなり狭くて身の置き場所に苦労するようです。

 シングルの車内は去年のレポを参照願います。

 広島の手前、横川で運転停車。ちょっと長い間停まっていたので、これなら客扱いをして外で買い物が出来るようにしてくれれば有り難いのですが、何かが無理なんでしょうね。

 広島を過ぎるともう夜、部屋の灯りを全て消して外を眺めます。特に今夜は晴れているので、寝ながら外を見ると星空を楽しむことが出来ます。これもサンライズクオリティのひとつでしょう。

 せっかくなので、部屋の照明について紹介しておきましょうか。

 まずは枕元にあるコントロールパネルから。

 
 右側4個のスイッチ、常夜灯、室内灯、足元灯、枕元灯が調整出来ます。

 
 これは常夜灯、窓の上にあります。

 
 これが室内灯です。部屋奥に2ヶ所あります。

 
 足元灯はベッド下です。

 
 などと写真を撮っている間に糸崎に運転停車中。(笑

 
 枕元灯、これは明るさがコントロール出来ます。
 可変コントロール可能ということはサイリスタ制御かな?(すみません、古い人なのでw

 もうひとつ、シングルデラックスしかない設備があります。

  
 これが液晶テレビ、NHK-BS1とBS2、WOWOWのBSアナログが受信出来ます。
 もっとも、電波の関係でかなり静止画状態になってしまいますが。

 去年、戦闘状態だった(笑)岡山あたりから、疲れのせいか眠ってしまいました。目が覚めると、まだまだ人が多い大阪を発車するところ、自由気ままに過ごせるのも個室のいいところでしょうか。そんなわけで、本格睡眠に入る前にシャワーを浴びておきましょう。

  
 A寝台客専用シャワー室といっても、メイドさんが世話してくれるとかがある訳じゃありません。(コラ
 ただ単に、6人のため(A個室は6室なので)に用意されている、ということだけですね。

 
 これはドライヤー、風量はちょっと寂しいかなぁ。

 そのまま部屋には帰らず、少しロビーで過ごすことにします。

  
 誰もいない深夜のロビー室でちょっと感傷に耽ってみたり……
 って、そこ、似合わないとか言わないでください。orz

 
 シャッターを少し開けてみたけれど、雰囲気出るかなー。

 
 で、気がつくと去年と同じように深夜2時過ぎ、もう名古屋。
 明日も早いですし、そろそろ寝るとしましょうか。

 
 お休みなさい、いい夢見ろよ、オレ。




 熱海を発車したばかりの早朝5時過ぎ、

 
 おはようございます〜。

 早速カーテンを開けると薄い雲が出ていますが、今日もいい天気になりそうです。
 やっぱり休みの日に天気がいいと嬉しくなりますものね。

   
 いずれも真鶴、根府川、早川のあたりから。
 薄い雲のおかげでハッキリとした朝日は拝めませんでした。

 何となくベッドでゴロゴロしているうちに横浜到着。サンライズゆめで横浜で降りる場合、車内放送がありませんので寝過ごさないよう注意が必要です。その放送が始まったのは横浜発車直後、さて、あと20分ほどでサンライズの旅も終わりです。少し、名残惜しいと思わせてくれるのも魅力のひとつでしょうか。

 
 そして多摩川を渡り……

 
 無事に東京到着〜〜。

 
 仕事を終えた車と、これから仕事に就く車、夜と朝の入れ替わりの時間です。
 お疲れ様でした、そして今日も一日頑張りましょうと。




 まとめ。

 シングルの料金が7350円、そしてシングルデラックスの料金は13350円。差額は6000円ありますが、その違いはというと、細かい設備は別にしてベッド以外のスペースがあるかないかぐらいです。椅子もありますが、景色を眺めようと思ったらベッドの上に座るわけですし、実際、乗車時間の短いサンライズ瀬戸ならシングルで十分な気がします。でも今回のように十数時間も乗っている場合、その差はかなり大きいと思います。何よりご飯を食べる時、ベッドの上でアグラをかくしかなかったシングルと違い、きちんとテーブルに広げられるというのは助かりますし。

 ただ、もうちょっと“何か”が欲しいと思うのも確かです。室内の造りはサンライズとしては統一されていますが、それが逆に、どことなく素っ気なさも感じてしまうのです。プレミアム料金を支払っているわけですし、何て言うか、お客の優越感をくすぐるようなものがあったら、もっとサンライズの魅力が高まるもの間違いないでしょう。

 …………
 ……………………

 メイドさんが世話してくれるとか。(バキッ

 いずれにせよ、夜行列車としての実力の高さは間違いありません。昔の夜行しか知らない人なら、昔では想像つかなかったクオリティの高さに驚くでしょう。夜行列車を全く知らない人なら、その注目度に驚くでしょう。結局5編成しか作られなかったサンライズですが、夜行列車の意義を左右する存在なのは違いなく、JR西日本には、どうか、もっと育てて欲しいものです。

 さ、貴方もサンライズエクスプレスの旅、いかがですか?



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