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はぴねす!


幸せ(はぴねす)、足りてる?  (パッケージより)

 このゲームをひと言で言ってしまうと「楽しかった」になるでしょうね。これの前にやっていたのが『群青の空を越えて』という重いゲームだったせいもあり、自分の思っていた以上に体の力が抜けていたというか、変に気構えず自然に受け入れることが出来たというのもあるでしょうが、それでも「楽しかった」のは間違いありません。

 いろいろと言われる魔法関係ですが、私としては、これがストーリー上のメインではなく、あくまでお話と主人公とヒロイン二人を盛り上げるためのひとつのアイテムとして見ていましたので、特に大きな問題にはなりませんでした。つーか、もしこの魔法関係がメインだとして、今の設定やストーリーのままだと、ゲーム中に何を説明されても、

 「成績優秀とはいえまだ見習い、そんなの生徒にやらすな」
 「先生達が出てくれば、それで一発解決じゃないの」

 と脳内でツッコミが入って終わってしまいますし、何より、そういう細かいことを言うのはハッキリ言って野暮というものでしょう。主人公と準やハチとのドタバタ、ヒロイン達とのやりとり、時には冷かされたりからかわれたりしながら、モニタ前でニヤついたり転がったりするのが、このゲームの楽しみ方じゃないでしょうか。ゲームに対して「文句を付ける」ことよりも「素直に楽しむ」方が、ずっと勝ちだと思いませんか?

 なんて言うか、ゲームって自然に受け入れることが出来ると、ずっとずっと楽しめるんですよね。そんな当たり前のことを思い出させてくれたというか、いつの間にか“ゲームを評するためにゲームをやっていたな”というのを気が付かせてくれました。評することは大事だと思いますし、何よりこれから買おうと思っている人の参考にもなりますが、批評家ぶってああだこうだとダメ出しすることよりも、なんでもっと素直に楽しめなかったのかと、もっと素直に受け入れられれば、ほらこんなにも幸せになれるじゃないかと、なんでこんな簡単なことを忘れていたんでしょうね、私。

 パッケージに『幸せ(はぴねす)、足りてる?』とありますが、ええ、それはもう十分に満たすことが出来ました。いい歳して恥ずかしい話ですが、こんな『幸せ』を与えてくれた、ういんどみるのスタッフの方達に感謝と、そして拍手を。




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